生活物資積んだドローンが海に落下 離島での運搬実験、距離32キロは失敗、6キロは成功 瀬戸内

 2022/11/25 11:45
日用品を搭載し、飛び立つドローン。大島海峡で落下した=24日、瀬戸内町古仁屋
日用品を搭載し、飛び立つドローン。大島海峡で落下した=24日、瀬戸内町古仁屋
 鹿児島県瀬戸内町とANAホールディングスなど民間5社は24日、無人機ドローンを使い、奄美大島側の古仁屋から生活物資を運搬する実証実験を行った。加計呂麻島の押角行き(距離約6キロ)は食品を届けたが、与路島行き(同約32キロ)は海上に落下し失敗した。

 落下したのは石川エナジーリサーチ(IER、群馬県)が開発・運行したテスト機。約2.7キロ地点の大島海峡で制御不能となった。機体を捜索し、原因を調べる。古仁屋海上保安署によると船舶などに被害はない。

 実験では、へき地への物流強化とドローン輸送の新産業確立のため、技術面の課題や地元ニーズを調べる。IERの林一樹執行役員は「原因を精査し、トラブルがあっても安全に着陸できるよう機体の精度を上げたい」と話した。

 押角に物資を2度届けたANA運行の別機体は2回目の復路出発直後、電波送受信状況が悪化し中止した。

 瀬戸内町は、日本航空(JAL)とも、ドローンによる別の実験を行っている。