指宿に伝わる竜宮伝説、神楽とバレエで現代風によみがえらせる 枚聞神社

 2022/11/25 15:00
神楽団「吉福社中」が奉納した竜宮伝説の神楽=指宿市の枚聞神社
神楽団「吉福社中」が奉納した竜宮伝説の神楽=指宿市の枚聞神社
 地元に伝わる竜宮伝説を現代によみがえらせるイベントが鹿児島県指宿市の枚聞神社であった。神楽やバレエ、神話音楽などが境内で演じられ、250人が神話の世界を堪能した。

 枚聞神社には浦島太郎の玉手箱とされる重要文化財「松梅蒔絵櫛笥(まつうめまきえくしげ)」や、近くに山幸彦(ヒコホホデノミコト)と豊玉姫が出会ったとされる井戸跡「玉乃井」が残る。イベントはさまざまな芸能で竜宮伝説を味わってもらおうと、NPO法人「神代(かみよ)の守(も)り人(びと)」が企画。歴史講話や落語、鹿児島弁での紙芝居もあった。

 イベントは19日にあり、境内ではしの笛などの和楽器を中心とした神話音楽が奏でられ、次第に日が落ち雨脚が強くなる中、神楽も奉納された。最後に創作バレエがあり、白鳥五十鈴さんが豊玉姫を、西島数博さんが山幸彦を演じ、幽玄の世界にいざなった。

 指宿市西方の会社員岩尾瑞代さん(62)は「境内に風が吹いてきて神秘的な世界を見せてもらった。ぜひまたやってもらいたい」と話した。