オミクロン株新系統「BA・2.3.20」初確認 前週を135人上回る617人新たに感染(医療圏別:鹿児島317、姶良・伊佐101、川薩48、肝属48、出水30、南薩28、熊毛16、曽於15、奄美14)1人死亡 新型コロナ・鹿児島25日発表

 2022/11/25 20:41
 鹿児島県は25日、新型コロナウイルス感染者617人と死者1人を確認したと発表した。新規感染者は先週の同じ曜日を135人上回った。また県はオミクロン株の新系統「BA・2.3.20」を県内で初めて確認したことも明らかにした。

 県によると、「BA・2.3.20」は国内で41件確認されている。11月上旬に陽性が判明した鹿児島医療圏2人と南薩医療圏1人の検体をゲノム解析して分かった。いずれも発生届の対象外で、海外渡航歴などは不明。この新系統の感染力や重症度は明らかになっていないが、県は「従来と同様、3密回避など感染対策を徹底してほしい」と呼び掛けている。

 死者は鹿児島市在住。市によると、自宅で容体が急変したため救急搬送され、検査で陽性が判明。その後死亡した。年代、性別、死因は非公表。

 新規感染者の医療圏別は鹿児島317人、姶良・伊佐101人、川薩、肝属48人、出水30人、南薩28人、熊毛16人、曽於15人、奄美14人。年代別は10代107人が最多で、40代103人、30代91人と続く。フォローアップセンターでの感染確定者は24人。県内の累計感染者は31万8248人になった。