出水の養鶏場で今季3例目の鳥インフル 自衛隊も出動、47万羽の殺処分開始 1例目から計66万羽で過去最多に
2022/11/28 08:18

殺処分準備のため出水市野田農村環境改善センターに入る自衛隊員=27日午前11時過ぎ、同市野田町上名
鹿児島中央家畜保健衛生所による遺伝子検査で、26日に死んだ鶏から「H5亜型」のウイルスが検出された。さらに詳しい遺伝子型は農研機構動物衛生研究部門(茨城県)で解析中。家禽の鳥インフルエンザ発生は今季、県内3例目、国内19例目となる。
殺処分は27日午前8時から始まり、県、出水市、周辺4市町の職員らが交代で作業にあたる。自衛隊は午前11時から支援に加わった。国分駐屯地(霧島市)の部隊が23万羽の殺処分を担当する。
出水市内では、県内採卵鶏の25%にあたる約290万羽が飼われている。1~3例目の殺処分羽数は66万8000羽となり、県内では過去最多となる見込み。
発生農場から半径3キロ内は鶏、卵などの持ち出しを禁じる移動制限区域に設定され、28農場(138万3000羽)が対象となった。59農場(282万羽)がある半径3~10キロ内は域外への出荷ができなくなる搬出制限がかかった。移動制限区域内の農場は、県が28日に立ち入り検査する。
畜産関係車両の消毒ポイントは、1例目発生時に設置した7カ所を継続する。感染経路を調べる国の疫学調査チームは27日に現地入りした。
23日に発生した2例目については、27日午前9時に発生農場と管理者の行き来がある関連農場の清掃・消毒が終わり、防疫措置が完了した。
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