生徒の95パーセントが「学校に誇り」 鴨池中「私服登校OKの日」導入で3割増 よりよい制服とは? 大分の先進校と意見交換

 2022/11/28 14:14
私服でも登校できる日や校則検討の活動状況についてオンラインで意見交換する生徒=鹿児島市の鴨池中学校
私服でも登校できる日や校則検討の活動状況についてオンラインで意見交換する生徒=鹿児島市の鴨池中学校
 多様性を尊重した制服の導入を目指し、10月に私服でも登校できる「鴨池TPOの日」を実践した鹿児島市の鴨池中学校は11月22日、同様の取り組みを昨年度から続ける大分大学付属中(大分市)とオンラインで意見交換会をした。制服のあり方を巡って生徒同士が真剣に語り合った。

 鴨池中は「TPOの日」後のアンケートで、学校に誇りを持つ生徒が64%から95%に増えたことや今の制服では個性を発揮できないと80%が答えたことを報告。「性別に関係なくスカートやズボンを選べたり、シャツの色を複数用意したりして、選択に幅を持たせる必要がある」と訴えた。

 私服登校できる「カジュアルデー」を年6回ほど実施している大分大付属中は「私服でもいい特別感からイベント化してきている」と目的や意義の再確認を課題に挙げた。

 両校のクラスでは「全生徒が当事者意識を持って取り組むには」「制服を変える中で見直すべき校則はあるか」-などをテーマに意見を出し合った。

 鴨池中は意見交換会などを踏まえ、TPOの日の頻度や制服の見直しを進める。校則検討委員会の3年肥後寅馬琉(とらまる)さんは「さまざまな立場に立って物事を考えなければ、多様性は認められないことを学んだ」。桑田明日香さんは「大分の取り組みを参考に、よりよい校則や制服のあり方を全員で見つけていくべきだ」と話した。

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