お守り15万体、お札3万体、熊手類6800本… 国宝・霧島神宮で新年の準備着々

 2022/11/29 08:30
正月用の縁起物の検品に追われる巫女(みこ)=28日、霧島市の霧島神宮
正月用の縁起物の検品に追われる巫女(みこ)=28日、霧島市の霧島神宮
 2月に国宝指定された鹿児島県霧島市の霧島神宮で初詣など正月の準備が進んでいる。28日はみこ3人が破魔矢、熊手といった縁起物やお守りなどの検品と仕分けに励んでいた。年明け直前まで続く。

 お守り15万体、お札3万体、熊手類6800本などをそろえる。みこの黒田侑花さん(23)は「心を込めて作業し、参拝者に気持ちよく新年を迎えてもらいたい」と話した。

 神宮は新型コロナ対策で分散参拝を呼びかけている。「いつ訪れても御利益に変わりはない。都合のいい日に来てもらえたら」と権禰宜(ごんねぎ)の岩切彦穂さん(29)。縁起物は12月1日から来年2月末まで購入できる。

 神宮によると、今年の三が日の人出は約25万人。来年はコロナ前と同規模の約30万人を予想している。