近くても遠くても230円…路線バスに均一制運賃検討 23年10月改定目指す 鹿児島市交通局
2022/11/29 07:04

現料金制度は対キロ数区間制(120〜520円)と特殊区間制(190〜250円)で構成する。
経営計画(20〜31年度)は市バス運賃を13%引き上げ、市電事業と合わせ29年度の収支均衡を見込む。交通局によると、均一制運賃を取り入れることで運賃体系が簡略化され、クレジットカード・タッチ決済など新サービス導入時のシステム開発費が抑えられる。
新料金制度に21年度の利用実績を適用し、16%の増収と試算した。他10都市の公営交通の均一制運賃(210〜230円)も参考にした。
新制度ではICカード「ラピカ」利用時の乗り継ぎ割引を拡充させる。60分以内の乗り継ぎは、割引額を市バス-市バスが230円、市バス-市電は170円に引き上げる。バス定期券は、市電を含めた全停留所で使用できるようになる。
白石貴雄交通局長は「交通事業を安定して継続させるため、料金改定は避けられない。市民には負担をかけるが理解してほしい」と話した。
交通局は、市議会12月定例会に報告し来年1月、九州運輸局に上限運賃の変更認可を申請する。このほか、21年度決算は5億2600万円の赤字で、20年度比で3億6700万円縮小したことを報告した。
あわせて読みたい記事
-
新事業のアイデア熱く語る アトツギ甲子園西日本大会に鹿児島県勢2人出場2月8日 22:30
-
北方領土4島返還へ連帯を確認 鹿児島県民会議がオンライン集会2月8日 21:30
-
歩行中の84歳女性、右折車にはねられ死亡2月8日 19:37
-
都城管内の54人含む363人新たに感染、1人死亡 新型コロナ・宮崎8日発表2月8日 19:10
-
新型コロナ 鹿児島県内で新たに609人感染、2人死亡
2月8日 16:04 -
10管、米沿岸警備隊と初の合同訓練へ 「サファイア」日程や場所、内容は「未定」2月8日 15:06
-
桜島・昭和火口が噴火 18年4月以来、噴煙の高さ1000メートル2月8日 12:41
-
インドネシアの技能実習生に冬服を 鹿児島相互信用金庫の職員が持ち寄り寄付2月8日 12:30
-
京都の街を龍が「GO」 奄美・龍郷町、嵐電でPRラッピング電車運行2月8日 12:13
-
国体経費が押し上げ、過去最高に 鹿児島市の23年度当初予算案 2800億円に迫る2月8日 12:10