愛称は「レッドスパイダーズ」 44年ぶり花園出場の加治木工高ラグビー部 伝統のクモ合戦見習い「対戦相手をからめ捕れ」
2022/11/29 15:38

加治木工業高校ラグビー部「レッドスパイダーズ」を激励する加治木町くも合戦保存会の吉村正和会長(右から2人目)ら。チームのウエアには「赤いクモ」が描かれている=27日、姶良市
吉村会長と川原卓郎副会長(67)、松尾裕文理事(64)の3人が法被姿で練習前のチームを激励。2014年から、くも合戦会場の大型看板設置や舞台設営に部員がボランティアで汗を流してくれていることに感謝を伝えた。
赤いジャージーで戦うラグビー部の愛称は「レッドスパイダーズ」。吉村会長から寄付金を受け取った主将の飯野啓心さんは「精いっぱい頑張りたい」と答え、赤いクモが描かれたウエア姿でがっちりと握手を交わした。
吉村会長は「44年ぶりの花園では持ち前の粘り強さを発揮してくれれば」。くも合戦は新型コロナウイルス禍で3年連続で中止されているが、「来年こそは再開し、レッドスパイダーズと一緒に加治木を盛り上げていきたい」と語った。
■市長を表敬、全力プレー誓う
第102回全国高校ラグビー大会に出場する姶良市の加治木工業高校ラグビー部が22日、同市の湯元敏浩市長を表敬訪問した。44年ぶりの県予選優勝を報告し、全力プレーを誓った。
主将の3年飯野啓心さんら同市の中学校出身の部員7人と塩向剛二郎監督、井上達三部長が優勝旗を携えて訪れた。小差で粘り勝ちした県予選を、塩向監督は「ベンチではらはらして見ていたが、選手は堂々と戦っていた」と振り返り、花園では一戦一戦全力で臨む意気込みを語った。湯元市長は「赤いジャージーで駆け回り、ブームを起こして」と激励した。
小学校から競技を続ける飯野主将は「花園はずっとあこがれの存在だった。粘り強い守備からチャンスをつかむ自分たちらしいプレーをしたい」と語った。
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