【バスケB3】単独首位浮上の鹿児島レブナイズ 弱点だったインサイド強化、「ここぞ」で決める勝負強さも光る
2022/11/30 15:00

激しい守備を武器に、快進撃を見せるレブナイズの選手たち=県体育館
「全員が集中して試合に臨んだ。本当にいい誕生日となった」。6連勝を飾った27日の試合後、クルニッチ監督はチーム状態への手応えが伝わるコメントを出した。
■弱点克服
激しいディフェンスとスピードを重視するスタイルは今季も健在だ。1試合当たりのスチールとブロックショットの数は16チーム中それぞれ1位と2位。豊富な運動量で圧力をかけ、パスやシュートをカットして速攻に持ち込むことで流れを引き寄せてきた。
弱点だったインサイドの強化が勝ち星につながっている。リバウンドの平均数は昨季15チーム中10位タイに対して、今季は16チーム中4位。特に今季加入したロートの存在は大きい。211センチの長身と体の強さを武器に、リバウンドと得点の2部門で2桁の「ダブルダブル」を8試合で記録するなど本領を発揮している。
■勝負強さ
27日時点の個人ランキングでは、レブナイズの選手4人がリバウンドなど5部門でトップ10入りした。大黒柱のゲインズは今季もスチールで1位、得点で2位と大車輪の活躍を見せる。ブロックショットでは藤田が他の外国籍選手を抑えてトップに立ち、ロートも3位。アシストでは浜田が8位に入った。
数字には表れない好プレーも光る。新加入の中島や森田は「ここぞ」という場面で、3ポイントシュートを成功させるなど勝負強い。武藤主将や今川らフォワード陣は懸命なディフェンスで簡単にシュートを打たせない。
■油断は禁物
レギュラーシーズンは全部で52試合。上位8チームがプレーオフでB2昇格を争う。順調な滑り出しとはいえ油断は禁物だ。昨季はシーズン途中でけが人やコロナ感染者が出たこともあり、後半戦で苦しんだ。クルニッチ監督は「けが人を出すことなく、全員でシーズンを通して戦うことが重要になってくる」と気を引き締める。
27日現在でレブナイズに対し1ゲーム差で、静岡、岩手、岡山の3チームが迫る。12月に迎える岡山戦(2、3日・サンアリーナせんだい)や、岩手戦(24、25日・西原商会アリーナ)が前半戦のヤマ場になりそうだ。武藤主将は「非常にいい流れではあるが、気が緩んでしまわないように準備したい」と力を込める。
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