急な寒さ 冬物商戦ようやく本格化 節電要請、高い電気代…省エネ商品が人気 灯油求めて車列も

 2022/12/02 11:00
寒さ対策グッズを品定めする買い物客=1日、鹿児島市の鹿児島ロフト
寒さ対策グッズを品定めする買い物客=1日、鹿児島市の鹿児島ロフト
 寒気の流れ込みで気温が急降下した1日の鹿児島県内は、冬物需要が本格化した。ガソリンスタンドに灯油を求める人が相次ぎ、小売店からは冬物商戦の活発化への期待が聞かれた。全国規模での節電要請が始まり、電気代を抑えようとする需要も見込んでいる。

 「ようやく例年並みの動きになってきた」と顔をほころばせるのは、南国殖産ニュー吉田インター給油所(鹿児島市)の横尾俊成所長。気温が下がり始めた11月30日の日中から灯油の給油を待つ車が並び出し、前日の倍の台数に。1日も車列ができた。

 イオンモール鹿児島(同市)は気温低下を受け、コートやブルゾンなどアウターの売り場拡大を検討する。食料品売り場の担当者は鍋料理に使う白菜やネギ、豆腐など定番の具材について、「売り上げが伸びるはず」と期待を寄せる。

 厳しい電力需給の見通しもあり、1日から7年ぶりに全国規模の節電要請が始まった。エディオン鹿児島南店(同市)は、エアコン売り場を夏場と同規模に広く確保。担当者は「省エネ性能、電気代を気にされるお客さまが多い印象だ」と話す。各メーカーは新製品を投入する時期だが、「価格を抑えたい場合、在庫があるうちは最新でない型も選択肢の一つ」。

 鹿児島ロフト(同市)では、同市のパート入佐美保子さん(45)が「本格的に寒くなってきたので、足を温める靴下を買いに来た」と品定めしていた。同店は寒さ対策グッズを充実させていて、省エネタイプの充電式カイロや湯たんぽが人気という。松見千種広報室長は「電気料金の高騰も消費行動に影響しているのでは」と推測。ギフトシーズンを見据え、「寒さ対策の商品をプレゼントに選ぶ人も多くなりそう」と話した。