新型コロナ警戒基準、従来の5段階から4段階で運用開始 オミクロン株対応に変更 鹿児島

 2022/12/03 07:30
 鹿児島県は2日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新たな警戒基準の運用を始めた。医療負荷を示す病床使用率を指標に感染のレベル分類を1~4の4段階に設定。現在は下から2番目のレベル2(感染拡大初期)とした。

 新たな警戒基準は、今秋以降の感染拡大に備えて政府が示した指標に沿って見直した。昨年11月からの警戒基準は0~4の5段階で6項目をレベル移行の指標としていたが、オミクロン株流行前に設定したもので実態に即していなかった。

 新しいレベル2は病床使用率がおおむね30~50%が指標。病床使用率もしくは重症者用病床使用率がおおむね50~80%で、レベル3(医療負荷増大期)、おおむね80%超でレベル4(医療機能不全期)を検討する。

 レベル3の段階で「対策強化宣言」を発令し、県民に感染リスクが高い場所への外出自粛などを要請。感染拡大が続く場合は「医療非常事態宣言」で出勤の大幅抑制や帰省・旅行の自粛などを呼び掛ける。二つの宣言に法的拘束力はなく、協力要請にとどまる。

 レベル4は一般医療を大きく制限する状況で、国への医療人材の派遣要請などを想定する。

 政府は今夏のオミクロン株と同程度の感染力・病原性の変異株による感染拡大であれば新たな行動制限は行わない方針。県も「各レベルで取り組む施策で飲食店の営業時間短縮要請は考えていない」としている。

 レベルの判断は、指標の病床使用率と重症者用病床使用率を注視した上で、新規感染者数や重症者数なども考慮。専門家の意見を踏まえて総合的に判断する。