藤井竜王が初防衛、広瀬八段破り五冠堅持 昼食には「海鮮丼定食」 指宿白水館で竜王戦第6局

 2022/12/03 21:30
第35期竜王戦7番勝負第6局、感想戦で対局を振り返る藤井聡太竜王=3日午後5時50分、指宿市の指宿白水館
第35期竜王戦7番勝負第6局、感想戦で対局を振り返る藤井聡太竜王=3日午後5時50分、指宿市の指宿白水館
 将棋の藤井聡太竜王=王位・叡王・王将・棋聖との五冠=(20)に広瀬章人八段(35)が挑む第35期竜王戦7番勝負の第6局が3日、鹿児島県指宿市の指宿白水館で再開された。113手で先手の藤井竜王が勝ち、対戦成績4勝2敗で初防衛、五冠を堅持した。通算タイトル数は歴代9位の11期目を獲得した。

 王手のかかった対局は、藤井竜王が意表を突く構想でペースを握った。終盤、自陣の安全度を正確に読み切ると、着実に相手玉を追い込み、今期の決着をつけた。

 藤井竜王は「攻め込んでいく形になり、手をつなげることができた。広瀬八段に序盤から工夫され、うまい対応を返せないことが多かった。苦しいシリーズだったが、何とか結果を出すことができてホッとしている」。4期ぶりの竜王奪還を逃した広瀬八段は「終盤あたりで相手の実力を感じることが多かった。スコア以上に完敗だった」とそれぞれ振り返った。

 日本将棋連盟によると、同日の昼食には藤井竜王が「海鮮丼定食」、広瀬八段が「指宿産鰻重(うなじゅう)」を選んだ。同館では大盤解説会が開かれ、ファン約90人が熱戦を見守った。

 7番勝負は広瀬八段が先勝。その後は藤井竜王が3連勝し、シリーズを優位に進めて押し切った。タイトル戦に出場したのは今回が11度目で、これまでいずれも制している。

 年内のタイトル戦は終了し、今後は来年1月8、9日に開幕する王将戦7番勝負で羽生善治九段(52)を挑戦者に迎え、初防衛を目指す。