出水の鳥インフル、5例目確認 3万4000羽の殺処分始まる 国の疫学調査チームも現地入り 4例目は終了

 2022/12/04 21:30
鶏の殺処分が進む鶏舎=4日、出水市高尾野(県畜産課提供)
鶏の殺処分が進む鶏舎=4日、出水市高尾野(県畜産課提供)
 鹿児島県は4日、出水市高尾野の養鶏場(採卵鶏3万4000羽)で見つかった鳥インフルエンザ疑い例について、高病原性とみられる「H5亜型」の感染を確認し、全羽の殺処分を始めた。家禽(かきん)の鳥インフルエンザ発生は今季県内5例目、国内24例目となる。

 鹿児島中央家畜保健衛生所の遺伝子検査で分かった。さらに詳しい遺伝子型は解析中。殺処分は同日午前9時から始まり、県や出水市、周辺市町、JAの職員らが当たっている。畜産関係車両の消毒ポイントは現在稼働中の7カ所を継続。ウイルスの侵入経路などを調べる国の疫学調査チームも同日現地入りした。

 発生農場から半径3キロ内は移動制限区域となり、鶏や卵の持ち出しができなくなり、同3〜10キロ内には搬出制限がかかり、域外出荷が規制された。1〜5例目を合わせ、移動制限は38農場(126万7000羽)、搬出制限は61農場(326万1000羽)が含まれる。

 同市高尾野で発生した4例目については、3日午後11時に農場で飼う12万羽全ての殺処分を終えた。鶏舎の清掃や消毒といった防疫措置を続けている。