186センチ、114キロ 穏やかな風貌…48歳の〝親方〟は、やっぱり強かった 3年ぶりの種子島相撲大会 20回出場を白星で飾る「まだ通過点」

 2022/12/05 21:00
力強い押しで相手を圧倒する美坂達也さん(左)=南種子町の町営相撲場
力強い押しで相手を圧倒する美坂達也さん(左)=南種子町の町営相撲場
 大相撲の横綱、大関を輩出した種子島で、半世紀以上続く「種子島相撲大会」が3年ぶりに開かれた。多くの好角家が見守る中、その風貌から「親方」と慕われる西之表市職員の美坂達也さん(48)は20回出場を果たし、しっかり白星を積み上げた。「まだまだ通過点」と意気盛んで、前人未到の25回出場を目指す。

 身長186センチ、体重114キロ。穏やかな目つきは、第62代横綱大乃国に例えられる。長い手足を生かし、相手を抱え込む取り口は元大関貴ノ浪のよう。イメージは力士そのものだが、かつては陸上でならした。

 中学時代は走り高跳びで1メートル77を記録。陸上の名門鹿児島南高校では円盤投げに転向し、九州大会にも出場した。1998年に市役所に入ると、体格を見込んだ先輩たちに促され、土俵人生を歩み始めた。節目を迎える今大会に向け、3週間前から本格的に稽古を始めて「基本の押し相撲に磨きをかけた」という。

 大会は11月27日、南種子町の町営相撲場であり、団体戦は西之表市の大将として2勝を挙げた。個人戦は2回戦で敗れたものの、初戦は南種子町の若手の新鋭を寄せ付けず、「すがすがしい気持ちで相撲を取れた。気力と体力が続く限り頑張りたい」と笑顔を見せた。

 同市出身の十両島津海の後援会事務局長を務める美坂さん。相撲人口の減少を気にかけており、「けがをしにくい強い体になり、体力もつくのが相撲の良さ。子どもたちに広めていきたい」と話す。

 結果は次の通り(敬称略)。

 【団体戦】西之表9-6南種子、中種子13-2西之表、中種子11-4南種子

 【個人戦】(1)三枝幸太郎(西之表)(2)日高大輝(南種子)(3)林孝司郎(中種子)