電気科の女子高生が作った謎の装置…「無駄なく使いきれる」と高評価、そして特許も取得

 2022/12/06 11:50
半筒でふたをした状態の内容物排出装置(頴娃高校提供)
半筒でふたをした状態の内容物排出装置(頴娃高校提供)
 鹿児島県南九州市の頴娃高校機械電気科2年の今柳田愛さん(16)が、シャンプーなどの詰め替え用のパッケージ袋から液体を容器に移し替える装置を発明し、特許を取得した。今柳田さんは「アイデアが認められてうれしい」と自信を深めている。

 装置は、らせん状の棒をパッケージ袋に押し当てながら回転させ、袋内の液体を無駄なく絞り出す構造。切り込みを入れた塩化ビニール管の半筒に、開封したパッケージ袋を敷き、らせん状の棒を載せる。もう片方の半筒でふたをして棒を回すと、切り込み口の下に設置した容器に液体が流れ落ちる仕組みだ。

 昨年、文部科学省や特許庁が主催するコンテストの課題として製作に取り組み、特許出願の支援対象となる優秀賞に選ばれた。今年2月に出願し、10月に取得した。

 「シャンプーの詰め替えに毎回苦労していたので、どうにかできないかと思っていた。まさか特許を取れるなんて」と今柳田さん。最初は板状の物体で押し出す方法を考えたがうまくいかず、回転する物を使ってみようという発想からたどり着いたという。

 機械電気科の生徒98人のうち、もう1人の女子の山王ひかりさん(16)も奮闘。7月にあった県高校生ものづくりコンテストの溶接部門で24人中7位に入り、女子の最上位として県代表に選ばれた。

 中学時代から同級生の2人は「ものづくりは面白い。今後もいろいろ挑戦したい」と話した。