寒さ本番 天日干し大根ずらり 二十四節気の「大雪」 南九州・頴娃

 2022/12/07 08:08
竹のやぐらを使った大根の天日干し=6日、南九州市頴娃町上別府
竹のやぐらを使った大根の天日干し=6日、南九州市頴娃町上別府
 7日は二十四節気の「大雪」。寒さが本格化する頃とされる。鹿児島県南九州市頴娃の畑では6日、竹で組まれたやぐらに大根を天日干しする農家の姿が見られた。

 松元良一さん(63)は妻の富士子さん(61)と一緒に作業。畑から引き抜いた大根をきれいに水洗いした後、高さ約5メートルのやぐらに2本ずつかけていった。1週間から10日ほど寒風にさらし天日で水分を抜いた後、漬物用として出荷する。富士子さんは「2日間雨で作業ができなかった。今日は晴れて良かった」と話し、休みなく手を動かした。

 鹿児島地方気象台によると、7日の鹿児島県本土と種子島・屋久島地方は、高気圧に覆われおおむね晴れる見込み。最高気温は鹿児島市16度、鹿屋市15度など。奄美地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で次第に曇りとなりそう。