大韓航空 鹿児島-ソウル チャーター便、1月から10往復計画 ゴルフ需要想定、釜山線は4往復

 2022/12/08 14:03
鹿児島空港を飛び立つ大韓航空機=霧島市(資料写真)
鹿児島空港を飛び立つ大韓航空機=霧島市(資料写真)
 大韓航空が2023年初めに鹿児島への運航を予定するチャーター便について、県は7日、1月12日~2月11日にソウルとの10往復、1月12日~24日に釜山との4往復が計画されていると明らかにした。韓国で人気のゴルフ需要を想定している。実現すれば、観光目的としては、新型コロナウイルス感染が拡大した20年3月以来の国際線ターミナル利用となる。

 県議会一般質問で、伊藤浩樹議員(自民、出水市区)の質問に、西正智地域政策総括監が答弁した。関係者が最終的な調整を進めているという。

 国際線の再開には、検疫や地上業務の職員確保が課題。県は、事前にオンラインで検疫を終えるよう航空会社に要請したり、国内線と発着時間が重複しないよう調整したりと、円滑な運航に向けて取り組んでいることも明らかにした。

 同空港の国際定期路線は、ソウル、上海、香港、台北の四つ。県は、年末に台湾や香港の航空会社を訪問し、再開に向けた働きかけを強める。

 国際線ターミナルビルは20年8月に増改築工事が終了。2便同時発着が可能となり、年間約60万人の受け入れ態勢を整えている。

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