医療的ケア児支援センター、鹿児島県知事「早期設置へ検討」

 2022/12/09 10:17
塩田康一知事
塩田康一知事
 鹿児島県の塩田康一知事は8日、日常的にたんの吸引や人工呼吸器が必要な「医療的ケア児(医ケア児)」や家族を支援するセンターについて、「早期設置に向けて検討している」と設置の意向を明らかにした。県議会一般質問で答えた。

 これまで県は支援センターの設置方針を明確にしていなかった。支援センターは、昨年9月施行の「医ケア児支援法」で都道府県に設置が促されている。県によると、今年7月時点で30道府県に設置済みで、来年度までに42都道府県で設置される見込み。

 県は本年度、医療福祉関係者らでつくる協議会などで支援センター開設に関する要望を聞いていた。塩田知事は「いただいた意見を基に運営方式や体制を検討している」と答弁。県障害福祉課は取材に対し「設置の時期や場所、配置人数などは検討中」としている。

 支援センターは、医ケア児と家族の相談にワンストップで応じたり、地域の関係機関との調整をしたりする機能が期待される。都道府県が直接運営したり、社会福祉法人などに委託したりする。支援を総合的に調整する「医療的ケア児等コーディネーター」の配置が想定され、同課は「コーディネーターか、匹敵する人材は配置する」とした。

 県によると、県内の医ケア児(20歳未満)は20年7月時点で242人。