馬毛島の“石器”発見場所、包蔵地に 名称は「八重石遺跡」 鹿児島県教委が決定

 2022/12/12 17:16
石器とみられる遺物が見つかった現場=10月11日、西之表市馬毛島(市教育委員会提供)
石器とみられる遺物が見つかった現場=10月11日、西之表市馬毛島(市教育委員会提供)
 鹿児島県教育委員会は12日、米軍機訓練移転と自衛隊基地整備が計画される西之表市馬毛島で見つかった、3万3000〜3万年前(旧石器時代)の石器とみられる遺物について、発見場所周辺を「周知の埋蔵文化財包蔵地」(包蔵地)とし、名称を「八重石遺跡」と決めた。滑走路や駐機場などの整備が予定される場所だが、文化財保護法に基づき、工事で影響が出る場合は発掘調査が必要となる。