奄美では超まれ オオハクチョウ飛来 ため池で優雅に羽根休め

 2022/12/16 14:30
羽を広げるオオハクチョウ=12日午前11時半ごろ、知名町上城(前利潔さん撮影)
羽を広げるオオハクチョウ=12日午前11時半ごろ、知名町上城(前利潔さん撮影)
 鹿児島県知名町上城の奥ため池に12日、オオハクチョウ1羽が飛来した。大きく翼を広げ、優雅な姿を見せた。NPO法人奄美野鳥の会によると、奄美群島に現れるのはかなり珍しいという。

 町中央公民館の前利潔さん(62)が「ハクチョウが羽根を休めている」と知人から連絡を受けた。「ちょうど羽を広げた瞬間を撮れた」と喜ぶ。13日には姿が見えなくなったという。

 オオハクチョウは体長140センチほど。シベリア方面から来て主に北日本の湖沼で冬を越す。同会の鳥飼久裕副会長(62)は「宇検村芦検でも8日に確認されたが、今回と同じ個体かどうかは分からない」としている。