タクシー料金、種子島・屋久島も「値上げを」 1社が申請、7割の賛同あれば改定

 2022/12/16 12:15
鹿児島市のJR鹿児島中央駅前客待ちするタクシーの列(資料写真)
鹿児島市のJR鹿児島中央駅前客待ちするタクシーの列(資料写真)
 九州運輸局は15日、鹿児島県中種子町のタクシー会社1社から運賃値上げの改定申請があったと発表した。対象は種子島や屋久島など奄美を除く離島地区(Bブロック)。今後3カ月以内に、同地区の車両7割以上の事業者が申請した段階で改定手続きが始まる。

 18台を保有する中種子町の市丸タクシーが13日、申請した。初乗り運賃を現行の620円(1.3キロまで)から680円(同)に、加算運賃を現行の「294メートルごとに80円」から「226メートルごとに80円」に変える内容。

 九州運輸局によると、Bブロックには6事業者が計100台を保有する。申請は、新型コロナウイルスや燃料価格の高騰に伴って悪化した経営収支の改善などが理由という。

 主に県本土が対象のAブロックでも、11月30日に伊佐の事業者が値上げ申請している。