JR九州、3月18日にダイヤ改正 九州新幹線 鹿児島中央発「みずほ」午前6時台に 鹿児島関係の在来線に変更なし

 2022/12/16 21:00
九州新幹線の「みずほ」「さくら」として使用されるN700系(手前)と現在「つばめ」として運行している800系=鹿児島中央駅
九州新幹線の「みずほ」「さくら」として使用されるN700系(手前)と現在「つばめ」として運行している800系=鹿児島中央駅
 JR九州は16日、2023年3月18日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。鹿児島中央駅発の九州新幹線は、新大阪直通の「みずほ」の始発を約30分早めて午前6時35分とし、本州方面への利便性を高める。

 「みずほ」は現在、午前7時発が一番早い便。発車時刻の繰り上げで、新大阪には28分早い午前10時21分に到着する。繰り上げに伴い、午前7時前後の「さくら」の停車駅を見直して速達性を高め、各駅停車の「つばめ」を増便する。

 博多駅での乗り換えを便利にするため、日中を中心に「つばめ」と山陽新幹線「のぞみ」の接続時間が6分程度になるようにダイヤを見直す。深夜帯の利用が回復しないため、午後11時10分に博多を出発する熊本行きの最終便「つばめ」を廃止する。

 今秋のダイヤ改正で大幅に減便した福岡都市圏の鹿児島線では、朝夕の通勤通学時間帯で運転時刻や区間を見直す。鹿児島関係の在来線に変更はない。