2148人が新たに感染、9月8日以来の2000人超え 病床使用率も50%超える(医療圏別:鹿児島898、肝属386、姶良・伊佐338、南薩143、川薩133、曽於85、奄美64、熊毛59、出水42)新型コロナ20日発表

 2022/12/20 20:25
 鹿児島県は20日、新たに2148人の新型コロナウイルス感染者と1人の死亡を確認したと発表した。新規感染者が2000人を超えたのは9月8日(2066人)以来で、16日連続で前週を上回った。

 病床使用率は前日比4.2ポイント増の51.9%で、9月7日以来の50%超。県の警戒基準(レベル1~4の4段階)で、現在のレベル2から3へと引き上げる指標の一つ「病床使用率おおむね50~80%」に達した。

 県によると、レベル引き上げは病床使用率と重症病床使用率(20日時点で8%)を注視し、保健医療の負荷状況や新規感染者数なども踏まえて総合的に判断するという。

 レベル3になると、感染リスクが高い場所へ行かないことなどを県民に要請する「医療ひっ迫防止対策強化宣言」が発令されることもある。

 亡くなった人の年代、性別、死因は非公表。県内の死者は570人になった。

 医療圏別の感染者は鹿児島898人、肝属386人、姶良・伊佐338人、南薩143人、川薩133人、曽於85人、奄美64人、熊毛59人、出水42人。年代別では10代の461人が最多で、40代の361人、30代の303人と続いた。

 フォローアップセンターでの感染確定者は129人、みなし陽性は1人。県内の累計感染者は34万973人になった。入院のうち重症2人、酸素投与が必要な中等症64人。