浜田靖一防衛相は２０日の閣議後会見で、新たな安全保障関連３文書に南西地域の防衛強化方針が明記されたことを巡り「島しょ部などへの攻撃に対する抑止・対処力を高め、日本への攻撃の可能性を低下させる。国民の安全安心につながる」と強調した。

　閣議決定前に地元への説明が必要だったのではとの質問には「この国を守るため最善の方法を考え戦略を作り上げた」とし、「あとは地元にしっかり説明し理解を得たい」と述べた。

　国民保護や住民避難への自衛隊の関与については「対応するための部隊整備は今後検討する」と言及。民間や自衛隊の各種輸送手段、予備自衛官の活用も視野に国民保護の実効性を高めるとした。