ローカル線だけに難易度が半端ない…指宿枕崎、肥薩線で謎解きイベント開催中

 2022/12/22 11:00
JR肥薩線の普通列車
JR肥薩線の普通列車
 鹿児島県鉄道整備促進協議会(会長・塩田康一知事)は21日、JR指宿枕崎線と肥薩線で、謎解きイベント「探偵ニャーロックと消えた三つの秘宝」を始めた。路線の利用促進が目的。2023年2月28日まで。

 “ネコ探偵”の助手という設定で、路線ごとに列車で指定の駅を巡って謎を解く。制限時間はなく複数日にまたがって参加できる。ただし、指宿枕崎線の山川駅より南は7時間列車が来ない時間帯があり、効率よく回るためには周到な計画を練る必要がある。

 指宿枕崎線の謎解きに正解した応募者には、抽選で14人に「かつおせんべい」や「ねばとろオクラポタージュスープ」などの特産品詰め合わせが贈られる。肥薩線も同じく14人に「霧島神話豚カレー」や「坂元のりんご黒酢」などが当たる。

 参加に必要な「謎解きキット」(A4判冊子)は鹿児島中央、国分、川内など県内のJR13駅などで配布する。詳細は公式ウェブサイトhttp://train.nazo.online/を参照。

 JR九州は来年2月27日まで、同2路線で使える商品券付き往復乗車券「かごしま満喫きっぷ」を販売。協議会事務局の県交通政策課は「満喫きっぷも上手に使いながら参加して」と呼びかけている。