鹿児島県本土で積雪 伊佐・国道268号で車が立ち往生、通行止め 24日にかけて大雪恐れ、薩摩地方の山地20センチ予想

 2022/12/23 11:56
園庭でそり遊びをする子どもたち=23日、伊佐市大口里のさくらの里こども園
園庭でそり遊びをする子どもたち=23日、伊佐市大口里のさくらの里こども園
 強い寒気の影響で鹿児島県本土は24日にかけて大雪の恐れがある。鹿児島地方気象台は積雪や路面凍結、視界不良に注意を呼びかけている。種子島・屋久島地方は非常に強い風が吹き、暴風や高波にも注意が必要だ。

 伊佐市では23日、平地でも8センチほどの雪が積もった。県姶良・伊佐地域振興局によると同日午前、熊本県水俣市との県境にある伊佐市大口小川内の国道268号で、車の立ち往生が発生。水俣市側が最大約30台、伊佐市側が同18台動けなくなった。午前11時半現在、大口山野付近から上下線とも通行止めとなっている。

 24日午前6時までの24時間予想降雪量は多い所で薩摩地方山地20センチ、大隅地方山地15センチ、薩摩地方平地6センチ、大隅地方平地3センチ。

 23日の予想最大風速(最大瞬間風速)は県本土で20メートル(30メートル)。種子・屋久23メートル(35メートル)。波の高さは県本土5メートル、種子・屋久6メートル。

 23日の海の便は種子・屋久高速船や奄美・沖縄航路などが欠航。空の便は午前10時半現在、鹿児島空港発着の離島便を中心に15便が欠航を決めている。

 気象台によると、寒気は24日まで続き、雪は同日昼過ぎにやむ見通し。