鹿児島県本土 24日昼前まで大雪恐れ 薩摩地方の山地15センチ予想

 2022/12/23 21:46
大雪に見舞われた伊佐市大口山野の布計地区=23日
大雪に見舞われた伊佐市大口山野の布計地区=23日
 強い冬型の気圧配置の影響で鹿児島県内は23日、伊佐市や霧島市などで積雪を観測した。県本土は24日昼前まで大雪の恐れがある。鹿児島地方気象台は積雪や路面凍結、視界不良に注意を呼びかけている。

 24日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で薩摩地方山地15センチ、薩摩地方平地と大隅地方山地10センチ、大隅地方平地5センチ。

 伊佐市では23日、平地でも8センチほどの雪が積もった。県姶良・伊佐地域振興局によると同日朝、熊本県水俣市との県境にある伊佐市大口小川内の国道268号で車が立ち往生し、一時約50台が動けなくなった。午後2時すぎに解消したが、通行止めが続いている。

 海の便は23日、種子屋久高速船や奄美・沖縄航路などが欠航。鹿児島空港発着の離島便も欠航が相次いだ。24日は鹿児島空港と喜界島を結ぶ1往復、奄美・沖縄航路などが運航を取りやめる。

 伊佐市大口青木とえびの市を結ぶ国道447号が通行止め、土日に限り通行可能になった小林市とえびの市の「県道小林えびの高原牧園線」は24、25日は通行止めになる。