値上げ、もう限界…みんなの節約術聞かせて 「業務用スーパー活用」「ポイ活」「22度設定」 暮らしアンケート、悲痛な声も
2022/12/25 11:00

アンケートでは買い物は「本当に必要な物だけ買う」という人が多かった(本文と写真は関係ありません)
アンケートは16~19日実施。節約していること(複数回答=グラフ参照)と物価高対策(自由記述)を尋ねた。
買い物は「回数を減らし値引き品を買う」が目立った。「メモを作り、不要な物は買わない」(大崎町・公務員、60代女性)、「食材は最後まで使い切り、大根の皮もキンピラにする」(鹿児島市・パート、50代女性)、「家族は少ないが業務用スーパーで買い、作り置きする」(姶良市・40代主婦)と知恵を絞る。
購入の際は「キャッシュレス決済でポイントをためて使う」(鹿児島市・会社員、20代女性)など「ポイ活」にも力が入る。
家庭菜園をする人も目立った。「育てた野菜は近所に分け、コミュニケーションも生まれた」(鹿児島市・60代主婦)
外食を控えている人も多いようだ。同市の60代男性は「家飲みにしビールは発泡酒」。外食する時は鹿児島県認証店割引の「ぐりぶークーポンが使える店を選ぶ」(同市・パート、70代以上女性)。
寒さが厳しくなる中、光熱費をいかに抑制するか。姶良市の会社員、50代女性は「エアコンの設定温度を22度にして服で調整」、鹿児島市のパート、50代女性は「家でも厚手のダウンとソックス、湯たんぽで暖をとる」。志布志市のパート、60代女性も「暖房器具は全部つけず、こたつかファンヒーターか選ぶ」と工夫する。ガスを「カセットコンロに替えた」という南さつま市の50代男性もいた。
日置市の農家・40代男性はハウスで使う油がかさみ、栽培面積を半分に減らして暖房費がかからない作物を栽培するという。
一方、医療費や教育費は減らせないため、悩む家庭は多い。姶良市の年金生活の70代女性は「医療負担が2割になったが、薬は減らせず困る」。日置市の40代シングルマザーは「子どもは栄養を取れる食事にし、自分は米と野菜のみ。収入が下がってきつい」と打ち明ける。収入を増やすため、夜勤職場に移った人や転職した人もいた。
「値上がりが多すぎて追いつかない」(伊佐市・会社員、50代男性)、「対策しようにも限界」(鹿児島市・無職、70代男性)との声も。
「政治家は節約を強いられているのか」と同市の看護師、40代男性は疑問をぶつける。同市の就活中の20代男性は「消費税減税や厳しい生活の人たちに支援を」。同市の会社員、60代女性は「自助でなんとかしろと放置されている。国への働きかけなどメディアはもっと役割を果たして」と要望した。
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