奄美大島にだけ生息の絶滅危惧種「危機的状況から脱した」 リュウキュウアユ2.3万匹、前年と同水準 鹿児島大など調査
2022/12/25 10:10

川内川を泳ぐリュウキュウアユ=10月22日、奄美市住用(奄美リュウキュウアユ保全研究会)
11月11~13日、産卵する親の数を11河川で調べた。最多は奄美市住用の役勝川で1万8009匹(21年2万2057匹)。減少したものの「前年と同水準で生息状況は良い」という。昨年できなかった夏季の遡上(そじょう)調査では12河川で2万5193匹を確認した。
鹿大水産学部の久米元准教授(48)は「4000匹まで減った17年の危機的状況から脱した。長期的に調査して見守りたい」と話した。
リュウキュウアユは1970年代に沖縄で絶滅し、環境省レッドリストで絶滅の危険が極めて高い絶滅危惧ⅠA類に分類される。
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