【馬毛島基地計画】管制塔など本体施設10棟に確認済証を交付 鹿児島県

 2022/12/27 07:21
馬毛島
馬毛島
 西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画で、鹿児島県は26日、防衛省から計画通知を受けていた管制塔や飛行管理棟など本体施設10棟について、同日付で確認済証を交付したと発表した。

 建築基準法に基づく計画通知は9月30日付。本体施設に関する申請は初めてだった。用途などを確認した市を通じ、県へ出されていた。県建築課は「関係法令に適合していると確認した」と話した。現時点で他に通知はないという。

 防衛省によると、施設は5階建て管制塔(延べ床面積2300平方メートル)、2階建て飛行管理棟(同2200平方メートル)のほか、通信、送信、受信、気象レーダーなどの局舎7棟、浄水ポンプ室1棟。

 これまでの入札で管制塔の機械や電気、建築など3件計52.8億円、局舎1棟分20.4億円などを契約しており、管制塔や局舎の一部の工期は2024年2月。今回の申請とは別に、25年3月が工期の滑走路新設工事も契約。米軍機訓練の早期移転に向けた準備が進んでいる。