【鳥インフルエンザ】出水の26農場で出荷可能に 発生8例の3〜10キロ圏 清浄性確認検査で陰性

 2023/01/01 07:28
鳥インフルエンザの防疫対策として続く車両消毒ポイントでの作業=12月28日、出水市野田町下名
鳥インフルエンザの防疫対策として続く車両消毒ポイントでの作業=12月28日、出水市野田町下名
 鹿児島県は31日、11〜12月に高病原性鳥インフルエンザが発生した出水市の8養鶏場について、半径3キロ内にある25農場でウイルスの有無を調べる「清浄性確認検査」が全て陰性だったと発表した。3〜10キロ内に設けられていた搬出制限区域は解除され、域内にあった26農場で通常通りの出荷が可能になった。

 8養鶏場は、阿久根市で発生した11、12例目の半径3キロ内にある6例目を除く1〜9例目。新たな発生がなければ、1月6日に半径3キロ内で鶏や卵の持ち出しを禁じる移動制限も解かれる。ただし、6、11、12例目の移動・搬出制限区域に含まれる農場は対象から外れる。

 出水市、阿久根市に7カ所設置されている車両消毒ポイントは、両市の制限区域が全て解除されるまで継続する。

 南九州市頴娃で発生した10例目では31日、移動制限区域内にある5農場で清浄性確認検査が始まった。結果は早ければ1月5日にも判明する見込み。陰性が確認されれば、31農場が対象になっている搬出制限が解除される。

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