天文館、アミュで一斉に初売り 福袋・くじ目当てに長い列 好天の正月、県内各地にぎわう

 2023/01/02 21:20
お年玉買い物券に行列をつくる人たち=2日午前、鹿児島市のセンテラス天文館
お年玉買い物券に行列をつくる人たち=2日午前、鹿児島市のセンテラス天文館
 3年ぶりに行動制限のない正月となった1、2日、鹿児島県内の各地は好天に恵まれ、初売りや走り初めに多くの人が詰めかけた。

■初売り

 鹿児島市天文館地区の商業施設や商店街は2日、一斉に初売りを実施した。初の新年を迎えたセンテラス天文館では限定配布のくじを目当てに約500人が並んだ。同市田上小4年柳田明莉(あかり)さんは兄の同6年、俊太君らと午前6時半に一番乗り。「寒かったけど、当たったら洋服を買いたい」と笑顔だった。

 山形屋は3年ぶりに福袋を即売。屋外の売り場に朝から550人が列を作り、開店を早めた。「あちこち買い物して歩く楽しさが戻ってきた」と語る客も。

 同市中央町のアミュプラザ鹿児島も2日が初売り。行列は昨年の2倍近い1500人に達した。甘酒のふるまいや和楽器のコンサート、くじ引きなどで終日にぎわった。

■走り初め

 鹿児島市の白波スタジアムでは1日朝、恒例の「太陽とともに走ろう」(県総合体育センター主催)があった。子どもから高齢者まで約千人が心地よい汗を流し、初日の出を楽しんだ。

 鹿大付属小学校6年の富田真心さんと池田麗生さんはチアリーディング「ビッグサンダース」の一員として今秋の鹿児島国体開会式で国体ダンスを披露予定。「力いっぱいの演技で全国の選手に笑顔と元気を届けたい」と語った。