合格祈願の絵馬ずらり 受験シーズン到来 鹿児島市の梅ケ渕観音、参拝者でにぎわう

 2023/01/10 08:30
合格を祈願し手を合わせる家族連れ=9日、鹿児島市伊敷町の梅ケ渕観音
合格を祈願し手を合わせる家族連れ=9日、鹿児島市伊敷町の梅ケ渕観音
 本格的な受験シーズンを迎え、鹿児島市伊敷町の梅ケ渕観音は合格祈願の参拝者でにぎわっている。穏やかな晴天となった3連休最終日の9日は午前中から受験生や家族が訪れ、岩に浮き彫りにされた観音像に手を合わせた。

 堂守の藤崎安重さん(74)によると、年末年始は3年ぶりに行動制限がなく天候も良かったため、例年以上に人出が多かった。この3連休も朝8時半から夕方5時ごろまで参拝者が途切れなかったという。

 観音像前には受験生らが奉納した約千枚の絵馬がずらり。高校入試を控える鹿児島市の鹿児島修学館中学校3年、中村美来さんは「観音様にお願いしたので、後は自分が頑張るのみ」。父親の一人さん(49)は「自分の入試もここにお参りして合格した。本番まで体調管理しながら頑張ってほしい」と思いやった。