「おせっかい広めたい」 困り事、やりたいこと…情報集め橋渡し 商店街に交流サロン 空き店舗を改装、多彩なイベントも計画 出水
2023/01/11 21:30

「おせっかいサロン」を運営する遠矢由理子さん=出水市本町
2006年7月の水害を機に閉店した靴屋跡約50平方メートル。店内の「おせっかいボード」に、困り事ややりたいことがある人の情報を載せ、応援したい人と橋渡しをする。作品展や上映会も可能な造りになっており、日曜日はレンタルスペースとしても活用する。
2022年1月に市主催のリノベーションスクールで、空き店舗の事業プランを検討したのが開設のきっかけ。遠矢さんは「商店街は出水高校に通っていた頃の思い出の場所。シャッターが下りたままでは残念との思いがあった」と振り返る。
資金の一部はクラウドファンディングで調達した。スクール参加者や友人に手伝ってもらいながらDIYで改装し、昨年12月24日に開店にこぎつけた。「人を癒やす仕事をしたい」と資格を取った美容整骨の施術サロンも併設している。
靴屋だった頃も、女性店主の人柄に引かれ近隣住民が集う場所だったという。遠矢さんは「当時の雰囲気を踏襲し、気軽に立ち寄ってもらえる場になれば」と話す。毎月第4日曜はイベントを開く計画。22日は物販や占いのマルシェを予定している。
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