【鳥インフルエンザ】南九州の防疫対応が終了 移動制限解除、卵や鶏の出荷・導入通常通りに

 2023/01/12 10:02
【資料写真】鶏の殺処分が終わり、清掃作業が進む鶏舎=出水市高尾野(県畜産課提供)
【資料写真】鶏の殺処分が終わり、清掃作業が進む鶏舎=出水市高尾野(県畜産課提供)
 鹿児島県は11日、2022年12月に高病原性鳥インフルエンザが発生した南九州市の養鶏場から3キロ圏内に設定されていた移動制限について、午前0時に解除したと発表した。区域内に含まれていた5農場で、卵や鶏の出荷や導入が通常通りできるようになった。

 発生農場から半径10キロ内の幹線道路に設置されていた車両消毒ポイントも終了した。同市での発生に伴う一連の防疫対応はすべて終えた。

 移動制限は家畜伝染病予防法に基づき、周辺農場での新たな発生がなければ鶏の殺処分や鶏舎の清掃の完了から21日経過後に解除される。同養鶏場では12月20日に完了していた。

 今季、県内での鳥インフルエンザ発生に伴う移動制限は出水、阿久根市の10農場を対象に継続している。新たな発生がなければ15日に解除され、県内の制限はなくなる見込み。