赤、白、緑、黄…「メノモチ」小正月彩る 伊佐

 2023/01/14 20:41
色とりどりのメノモチを飾り付ける児童ら=14日、伊佐市の大口東小学校
色とりどりのメノモチを飾り付ける児童ら=14日、伊佐市の大口東小学校
 鹿児島県伊佐市の大口東小学校で14日、小正月を彩る「メノモチ」の飾り付けがあった。赤、白、緑、黄の4色に色づけした約400個の餅に児童が木の枝を刺してメノモチを作り、1年の健康や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。

 小正月の伝統行事「穂垂れ引き」の飾り。以前は各家庭で作られていたが、高齢化などで取り組む家が減っている。

 同校区コミュニティは伝統を継ごうと初めて企画。全児童70人が、用意された袋入りの餅を高さ3メートルほどのエノキの木にひもで結びつけた。

 6年の坂下葵さんは「初めて体験したが、色とりどりできれい。卒業まで2カ月、友達と思い出をつくりたい」と話した。