喜界島に初の国際クルーズ船寄港へ 3月29日、定員264人の仏ポナン社「ル・ソレアル」

 2023/01/19 10:00
3月末、喜界島に寄港を予定する仏船会社ポナンの「ル・ソレアル」(南九州市の南薩観光ホームページより)
3月末、喜界島に寄港を予定する仏船会社ポナンの「ル・ソレアル」(南九州市の南薩観光ホームページより)
 鹿児島県は18日、3月からの国際クルーズ船受け入れ再開に伴いフランスの船会社PONANT(ポナン)の「ル・ソレアル」(1万992トン)が同29日に喜界島の湾港への寄港を予定していると発表した。県などによると、喜界島への国際クルーズ船寄港は初めて。

 ル・ソレアル号は同月24~31日の台湾の基隆(キールン)-大阪間の船旅の途中、喜界島に立ち寄る。滞在時間は午前9時半~午後6時で、乗客定員は264人。

 このほか、5月22~30日には南薩観光(南九州市)がル・ソレアル号の貸し切りクルーズを予定している。博多港発着だが、23日に入港する鹿児島港からも乗船できる。27日まで屋久島や奄美大島などの計5港を巡り、長崎の上五島や韓国の済州島へ向かう。

 県PR観光課によると、ポナン社のクルーズ船の県内への寄港は2013年10月の鹿児島港を皮切りに、宮之浦港(屋久島)、名瀬港(奄美大島)を含め計30回に上る。