地元の自然をPRしたい…そうだ、どら焼きだ 高校生が地元ケーキ店とコラボ サツマイモ、うぐいすあんなど4種を開発

 2023/01/19 12:03
クスノキの葉がデザインされた校章が入ったどら焼き=姶良市の蒲生高校
クスノキの葉がデザインされた校章が入ったどら焼き=姶良市の蒲生高校
 鹿児島県姶良市の蒲生高校3年生がケーキ店と協力し、サツマイモやうぐいすあんを使った4種のどら焼きを開発した。クスノキにちなむ校章の焼き印を入れ、自然豊かな地元をPR。2月中旬、鹿児島市で販売実習を行う。

 情報処理科の8人は、昨夏にゼリーやスイートポテトなどを開発。今回は冬向け商品として、年齢を問わず長年親しまれているどら焼きをアレンジした。小豆、白あんに加え、人気の高いサツマイモやスクールカラーの緑色のうぐいすあんを使い、校章も焼き印した。霧島市の「ケーキハウスSin」が商品化した。

 知的財産学習の一環として商標権についても学び、「kamouドラちゃん。」と名付けた。「親しみやすく、印象に残りやすい名前にした」という。

 2月19日に鹿児島市のアミュ広場で開かれる高校生イベントに参加し、各100円で販売する。池永幸奈さん(18)は「クスノキがモチーフの校章を焼き印した。どら焼きを通じて、大クスのある蒲生の自然をアピールしたい」と話した。