阿久根の山林にアライグマ イノシシわなに1匹 鹿児島県内9例目、周辺の生息状況調査へ

 2023/01/21 08:00
阿久根市で捕獲されたアライグマ(鹿児島県提供)
阿久根市で捕獲されたアライグマ(鹿児島県提供)
 鹿児島県は20日、特定外来生物アライグマ1匹が阿久根市高之口地区の山林で捕獲されたと発表した。県内の確認は9例目。県と市は捕獲場所周辺に、わなやカメラを設置し、生息状況を調べる。

 イノシシなどを捕獲するわなにかかっているのを16日、住民が見つけた。県自然保護課の中山直樹課長は「市と連携し周辺に別の個体がいないか状況把握と防除に努めたい」と話した。

 県内では2022年11月、18年10月以来となる7例目のアライグマ1匹が枕崎市で見つかった。その後、湧水町吉松地区で1匹を確認した。アライグマは雑食性で野菜や果実などを食い荒らす。