これってうちの街じゃない? 大学共通テストで出題された「ある地方都市」の地図が酷似と地元で話題 「声が出そうになった」受験生も
2023/01/22 08:20

人口動態や都市問題を資料から読み解く第3問は、東京に住む高校生が鹿児島の祖父を訪ねる設定。地図は、第3問の問3で祖父が住む地方都市として掲載された。
問題の作成元となった国土地理院のウェブサービス「地理院地図」で薩摩川内市を検索すると、設問と同様の地図が表示された。大学入試センターは取材に「問題についてはお答えできない」としたが、市企画政策課は「『ある地方都市』は薩摩川内で間違いない」と確信する。
問題は、地図内の3地点と各地の変遷を説明した会話文の組み合わせを選ぶ。3地点を同市に当てはめてみると、市中心部にある国道3号沿いの川内郵便局前(設問中D)、新興住宅街の天辰町(同E)、県道川内祁答院線沿いのタイヨー永利店前(同F)となる。会話文では、D周辺を「(昔に比べ)人通りは少ない。シャッターが閉まったままの店舗も」とするなど街の現状が解説された。
川内高校で地理を担当する落雅博教諭(43)は「受験中に気付いた生徒もおり、『声が出そうになった』という子もいた」と話す。問題自体は「典型的な設問で難しくはない。薩摩川内市は鹿児島市などに比べ狭い範囲で(特徴的な)3地点を設定でき、題材にしやすかったのでは」と分析した。
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