電子マネーカードを買おうとする男性客の話が変…不審に思ったファミマ店員が説得、詐欺被害防ぐ

 2023/01/21 20:44
感謝状を持つ別府翼さん(中央)=18日、さつま町のさつま警察署
感謝状を持つ別府翼さん(中央)=18日、さつま町のさつま警察署
 さつま警察署は18日、うそ電話詐欺被害を防いだとして、鹿児島県さつま町のファミリーマート船木店の従業員、別府翼さん(21)に感謝状を贈呈した。

 別府さんは昨年12月、1万円分の電子マネーカードを購入しようとした50代男性から「電子マネーカードの番号をサイトに入力するように言われたが、どうやったらいいのか教えてほしい」などと相談を受けた。男性の話しぶりを不審に思い、うそ電話詐欺の可能性が高いため警察に相談するよう説得した。

 同署によると、2022年の県内のうそ電話詐欺認知件数は58件で、被害額は約7900万円。別府さんは「若い人でもだまされることがある。今後も注意していきたい」と話した。