在日米軍司令官が海自鹿屋基地を訪問 無人機運用部隊を慰労 九州防衛局は鹿屋市、鹿児島県に連絡せず

 2023/01/24 09:04
MQ9部隊の隊員と話す在日米軍のリッキーN.ラップ司令官(右から2人目)。奥はMQ9=12日、鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地(米国防総省のウェブサイトより)
MQ9部隊の隊員と話す在日米軍のリッキーN.ラップ司令官(右から2人目)。奥はMQ9=12日、鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地(米国防総省のウェブサイトより)
 在日米軍トップのリッキーN.ラップ司令官が12日、米空軍無人偵察機MQ9の部隊が駐留している海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)を訪問したことが23日分かった。防衛省九州防衛局は市と県に今回の訪問を伝えていなかった。

 米国防総省のウェブサイトによると、MQ9を運用する部隊をねぎらい、自衛隊員や地元住民と関係を築いている数人をたたえる目的。MQ9を収容する格納庫で、アレクサンダー・ケリー司令官や隊員と話す様子を捉えた写真がサイトに掲載された。

 同局は訪問の具体的な内容や滞在期間を問う取材に「回答は24日午前まで待ってほしい」とした。市政策推進課は「(連絡がなかったことは)何とも言えないが、基本的に情報提供はしていただきたい」。県危機管理課は「目的を含め国に事実を確認したい」と答えた。