「去年の2、3倍きつかった」鹿児島Uのキャンプ打ち上げ 走力、フィジカル強化に重点

 2023/01/31 14:30
ゲーム形式で戦術の確認をする選手たち=いぶすきフットボールパーク
ゲーム形式で戦術の確認をする選手たち=いぶすきフットボールパーク
 サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)は30日、指宿市のいぶすきフットボールパークで、1週間のキャンプを終えた。高強度のトレーニングを重ね、広瀬主将は「120パーセントの疲労度。去年の2、3倍きつかった」と充実した表情で振り返った。

 キャンプでは、走力向上やフィジカル強化を図った。大嶽直人監督は「選手たちは体力的にかなりこたえたと思うけど、戦うベースができた」と手応えを語る。練習試合翌日で疲労がたまっている状態のこの日も、紅白戦では球際の激しい動きや好連係が見られた。

 練習の最後には、大卒ルーキーの堀江が一発芸を披露する一幕もあり、和やかな雰囲気。堀江は「選手たちとも仲良くなれて、自分の殻を破れた」と笑顔だった。

■主将は今季も広瀬

 サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)は30日、今季の主将、副主将とスローガンを発表した。昨季に続いてDF広瀬健太(30)が主将を務める。

 昨季リーグ戦30試合に出場した広瀬はリーダーシップを発揮し、守備の要としてチームを統率した。副主将はいずれも2季目の有田光希(31)、薩川淳貴(25)、泉森涼太(23)の3人。泉森は選手会長も務める。

 スローガンは「ITADAKI SOUL~ONE PLAY FOR VICTORY~」。クラブによると「目指すは頂点。勝利するためのワンプレーにこだわり、J3優勝、J2昇格にふさわしいSOUL(魂)を持ったチームに成長する」という意味が込められているという。