「魔改造」フィギュア200~300体を製作・販売か 鹿児島地裁で初公判、追起訴へ

 2023/02/01 11:48
鹿児島県警が公開した著作権法違反の疑いで押収された改造フィギュアの一部
鹿児島県警が公開した著作権法違反の疑いで押収された改造フィギュアの一部
 アニメ映画の女性キャラクターの改造フィギュアを販売したとして、著作権法違反の罪に問われた鹿児島市春山町、会社員の被告(46)は31日、鹿児島地裁(此上恭平裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。

 検察側は、被告が200~300体の改造品を製作・販売し、120万円以上を売り上げたと指摘。違法性を認識しながら「生活費と遊興費欲しさに販売を繰り返した」とした。追起訴する方針。

 起訴状などによると、被告は昨年9月17日、インターネットオークションで、露骨な性的表現の胴体を正規品に組み合わせるなどした改造品1点を、県内男性に約2万5000円で販売。東京のアニメ会社の著作権を侵害したとされる。マニアの間で「魔改造」と呼ばれる人形だった。

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