シラスウナギ漁解禁から30日の採捕量 前年度より9.1キロ増の52.3キロ でも19年度252.1キロの2割

 2023/02/01 12:38
海面をライトで照らし、網でシラスウナギを捕る人たち=2022年12月13日、大崎町の菱田川河口
海面をライトで照らし、網でシラスウナギを捕る人たち=2022年12月13日、大崎町の菱田川河口
 鹿児島県内の2022年度漁期のシラスウナギ(ニホンウナギ)採捕量は、最初の30日間で52.3キロだった。前年度の43.2キロよりやや増加したものの、19年度の252.1キロ、20年度の189.6キロを大幅に下回っている。県が各採捕組合からの報告をまとめた。

 県水産振興課によると、22年12月13日の解禁から休漁期間を除いて1月18日までを集計した。当初15日間はほとんど採捕の報告がなく前年度を下回る水準だったが、年明け以降にやや持ち直したという。

 漁期は3月31日の日の出まで。資源保護のため、休漁期間がある。本年度から養殖用の種苗供給を目的とした特別採捕許可から漁業許可に移行した。数量の上限はなくなったが、無許可で採捕した場合の罰則が強化された。