「賞金1億円超えたら…」 プロゴルファー勝みなみ選手、母校の小・中学校に100万円ずつ寄付 2年連続「恩返し」

 2023/02/01 12:02
Tポイント女子ゴルフでプレーする勝みなみ選手=2022年3月、鹿児島高牧CC
Tポイント女子ゴルフでプレーする勝みなみ選手=2022年3月、鹿児島高牧CC
 プロゴルファーの勝みなみ選手(24)が、母校の鹿児島市名山小学校と長田中学校にそれぞれ100万円を寄付した。後輩たちに「夢に向かって頑張って」とエールを送っている。

 勝選手は鹿児島高校1年の時、国内女子ツアー最年少優勝を果たし、2017年プロテストに合格した。昨年10月の日本女子オープン選手権で、史上3人目となる連覇を達成。12月の最終予選会で5位に入り、今季の米ツアー出場権を獲得した。

 「賞金が1億円を超えるほど活躍できるようになったら母校に恩返しがしたい」と22年に続き2回目の寄付。贈呈式が25日長田中であり、父秀樹さん(53)が代わりに出席した。

 金管バンド部の名山小6年山元環(めぐる)さんは「昨年の寄付金で木琴を買い、たくさん練習をして初めて全九州大会に行けた。本当にありがたい」。長田中の末満一二三(ひふみ)校長は「先輩の背中を見て後輩は育つ。活躍を祈っている」と感謝した。

 下鶴隆央市長からの感謝状を受け取った秀樹さんは「みなみには、小中学校でたくさんの良い思い出があり、同級生に今でも仲良くしてもらっている。母校への感謝を胸にこれからも頑張ると思う」と話した。