横川出身のパティシエ立山さん、世界大会で準優勝 「応援が力、全て出し切れた」

 2023/02/01 22:30
自身の作品を眺めながら準優勝を喜ぶ立山優惟さん=1月25日、イタリア・リミニ(本人提供)
自身の作品を眺めながら準優勝を喜ぶ立山優惟さん=1月25日、イタリア・リミニ(本人提供)
 霧島市横川出身のパティシエ、立山優惟さん(28)=兵庫県尼崎市=が1月下旬、イタリアであった女性パティシエの世界大会「ザ・ペストリー・クイーン」で準優勝に輝いた。「今までやってきたことを全て出し切ることができた」と喜んでいる。

 大会は24、25日、イタリアのリミニで開かれ、5カ国の予選を勝ち抜いた代表が参加した。テーマは「レオナルド・ダ・ヴィンチの天才的な才能」で、立山さんは1.4メートル以上のあめ細工に名画「モナリザ」のスプレーアートをあしらったり、ボンボンショコラを指輪の形に仕上げたりと工夫を凝らした。

 パウンドケーキ、あめ細工、チョコレート細工、ブッフェテーブルの四つで部門賞を獲得。総合準優勝となった。

 大会は当初2020年1月開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期が続いた。その間「心が折れかけた」という立山さん。「たくさんの人に助けてもらった。応援がとても力になった」と感謝、「近く帰郷してみんなに報告したい」と話している。