110年の歴史、1700世帯のブラジル鹿児島県人会 8月の創立式典へ塩田知事「出席の方向」

 2023/02/02 15:03
塩田康一知事に記念品を手渡すブラジル鹿児島県人会の文岡セルジオ正樹会長(右)=県庁
塩田康一知事に記念品を手渡すブラジル鹿児島県人会の文岡セルジオ正樹会長(右)=県庁
 ブラジル鹿児島県人会の文岡セルジオ正樹会長(54)が1日、県庁に塩田康一知事を表敬訪問し、8月6日にサンパウロ市で開く県人会創立110周年記念式典の案内状を手渡した。塩田知事は「出席する方向で調整したい」と述べた。

 県人会は1913(大正2)年に設立され、現在約1700世帯が加入する。文岡会長は、両親が宇検村出身の日系2世。8月の式典前日に観光物産展で鹿児島のブースを設けることを紹介し、「世界自然遺産に登録された奄美など魅力をPRしたい」と話した。

 文岡会長は1月25日~2月4日の日程で来日。離島を含む県内各地を回り、式典への参加を呼びかけている。1日は鹿児島市や鹿児島大学も訪れた。