ふんどし姿の僧侶7人、水行で身清め 明治から続く教王寺伝統の荒行 鹿児島

 2023/02/04 07:30
勢いよく水をかぶり身を清める僧侶ら=3日、鹿児島市松原町の教王寺
勢いよく水をかぶり身を清める僧侶ら=3日、鹿児島市松原町の教王寺
 節分の3日、鹿児島市松原町の日蓮宗教王寺で「水行」があった。ふんどし姿の僧侶ら7人が、水をたたえた大だるの前に座って経を唱えた後、おけを高々と上げ、頭から何度も水をかぶった。

 自らの身を清める荒行で、明治時代から続く。7人は、うちわ太鼓を合図に登場。この日の同市の最低気温は8.5度。平年より3.9度高かったものの、全身に冷水を浴びる姿は寒々としていた。

 4日は二十四節気の「立春」。鹿児島地方気象台によると、県本土と種子島・屋久島地方は晴れる所が多く、気温は引き続き平年より高くなりそう。