10%賃上げ 鹿児島県労連が春闘方針 「物価高騰上回るベースアップ」掲げる

 2023/02/05 10:17
あいさつする鹿児島県労連の福丸裕子議長=4日、鹿児島市
あいさつする鹿児島県労連の福丸裕子議長=4日、鹿児島市
 鹿児島県労連(福丸裕子議長)は4日、鹿児島市で評議員会を開き、2023年春闘方針を決めた。「物価高騰を上回るベースアップ」を掲げ、統一要求基準は平均10%以上の引き上げとなる月3万円以上、時給190円以上とした。

 福丸議長は「物価高で実質賃金は下がり続け、暮らしは崩壊している。暮らしていくために賃金アップが必要だと要求し、勝ち取っていきたい」とあいさつした。

 県労連は産業・地域別の11組織から構成し、約5000人の組合員がいる。会では「大幅賃上げ・底上げで誰もが希望を持てる社会、ジェンダー平等の実現を目指す」などとするアピールを採択した。

 連合鹿児島は定昇とベア合わせて5%の賃上げを目指す方針を決めている。